クラスメソッド、実はコミュニティ活動も色々頑張っているんです...!

クラスメソッド、実はコミュニティ活動も色々頑張っているんです...!

Clock Icon2024.12.01

当エントリは 『クラスメソッドグループのコミュニティ活動 Advent Calendar 2024』1日目のエントリです。

このアドベントカレンダー企画は、クラスメソッドグループにおける「コミュニティやイベントごと」に関わっている・携わっているメンバーが、自身の関わり合いを通じてコミュニティ活動やイベント参加の楽しさ、面白さなどを紹介する内容となっています。

1日目は企画主導者(a.k.a.言い出しっぺ)でもある私(しんや)が、クラスメソッドにおけるコミュニティとの関わり合いの歴史と、個人的なコミュニティとの関わり合い方についてお話しさせていただければと思います。

クラスメソッド、実はコミュニティ活動色々やっているんです...!

まずはクラスメソッドとしてのコミュニティやイベントごとの関わり合いの歴史から。大分端折った感もありますがご容赦ください。

古くはFxUGから、そしてJAWS-UGへ

クラスメソッド自体のコミュニティへの関わり合いは古く、また強いものがありました。この文脈で話を進めていくうえで欠かせないトピックはFxUG(Flex User Group)の存在でしょう。

クラスメソッドは創業当初から各種コミュニティや勉強会等のイベント参加が積極的でした。2005年頃にはFlex(Adobe Systemsが提供している、RIA(Rich Internet Applications)を構築するためのWebアプリケーション開発フレームワーク)のユーザーグループ「FxUG」の運営に深く携わるようになります。

そしてこのFxUGで得た知見やノウハウを以てAWSのユーザーグループ「JAWS-UG」にも関わっていくことになります。ただJAWS-UGの運営に於いては表立って目立つような立ち位置ではなく、どちらかというと裏方的な立ち位置、立ち回りで活動をサポートしている、見守っている状況でした。

このあたりの状況については下記ブログエントリにて様子を垣間見ることができます。宜しければ併せて御覧ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/playback-developers-io-history-vol-01/

https://dev.classmethod.jp/articles/report-developersio-2024-tokyo-panel-discussion-ito-ojima-yokota/

イベント活動を積極的に展開

クラスメソッドとしては2010年代中盤以降、特にAWSにおけるプレゼンスの強化に伴い自社イベントを立ち上げて開催していくことになります。代表的なものが運営しているブログと同名のカンファレンス系イベント「DevelopersIO」。これに関しては毎年中身やコンセプトを変えつつ、直近2024年まで行っています。

この頃は基本的はオフラインイベント全盛でした。動画もなくはなかったですがあくまでも記録映像として撮っておくレベルのものだった気がします。コミュニティイベントについても同様で、JAWS-UG系のものを中心にエンジニアがそれぞれのコミュニティ参加者と交流をしていたように思います。

コロナ禍を経てコミュニティ・イベントごとへの向き合い方に変化が

クラスメソッドとしてはコミュニティやイベントを通じた交流や活動は概ねいい感じに出来ていたと思います。ですが2020年初頭から日本国内のみならず世界中で猛威を振るった「コロナ禍」により行動様式は一変。イベント活動ごとについても基本的にはオンラインに全て寄せざるを得ない形になっていきます。2020年から2022年までは完全にオンライン、2023年以降は徐々にオフラインも混ざって復活の兆しを見せてきたか...?という流れになっています。

このコロナ禍による影響は、クラスメソッドにおけるコミュニティ・イベント活動ごとに関して非常に大きな影響があったなと思っています。

  • コロナ禍による影響
    • オフライン環境での他社(他者)との関わり合いの機会が長い期間無い状態が続いてしまった
    • 社外のみならず、社内に於いてもオフラインの交流の機会が途絶えてしまった
  • 企業規模拡大に伴う影響
    • 社員の割合が「コロナ禍以前に所属していた人」より「コロナ禍以降に入ってきた人」の方が多くなってきた
    • コロナ禍以前にコミュニティやイベントごとに参加していた人達の知見やノウハウの共有が、コロナ禍を挟むことによって途絶えた(継承されずに来てしまった)形となってしまった
    • 各種方針や状況により社員が気軽にイベントごとに参加しずらい形になってしまった(してしまった)

要因は1つではなく、色々な要因や状況が絡み合う形で結果的に「昔とは変わった」状況になってしまった感があります。昨今は単にイベントを打つにしても集客に苦戦することが多くなった感があります。(このあたり読者の皆さんはどういう印象をお持ちでしょうか。ぜひ皆様のご意見も伺いたいところです)

  • オンライン/オフライン関わらず「イベントごと」が非常に多くなった印象がある
    • 同日同時間帯開催のIT系イベントが複数存在していることが当たり前の時代になった
  • いち参加者の視点で見ても「参加者側が時間の使い方を選べる」状況に。「参加者に選んでもらえるイベント・コンテンツづくり」がより重要に
    • 業務スケジュール都合
    • 同日同時間帯のイベント(裏番組を含む)
    • プライベートの予定

クラスメソッド、コミュニティ活動も並行してやっています

そんなクラスメソッドにおけるコミュニティ活動・イベント展開ですが、エントリタイトルにも記載している通り、実はコミュニティ活動に関わっているメンバーは一定数いるんです!

大きく分類すると以下のような感じです。

  • クラスメソッドメンバーで構成、または主導する形で活動しているコミュニティ
  • クラスメソッドメンバーが運営メンバーとして参加しているコミュニティ
  • クラスメソッド及びクラスメソッドグループにおいて、社内勉強会の形で活動しているコミュニティ

ただ、社内外で色々話を聞いてみると、どうやら

  • クラスメソッドでコミュニティ活動や社外のイベントごとに積極的に参加している、関わっている人たちがいる(主に社外の方々から)」
  • クラスメソッド主催のイベントだけでなく、社外のイベントにも積極的に参加して交流を深めているというアクションに馴染みのない人がいる(主に社内において)」

という声が多いことに気付きました。

この状況を少しでも良くしていこうと思い、現在いろいろなところで関連する活動を行っているところであり、今回のアドベントカレンダー企画もその一環です。

クラスメソッド及びクラスメソッドグループにおいてコミュニティ活動やイベントごとに積極的に関わっている人たちをターゲットに以下のような企画を持ちかけてみたところ、多くの方々に賛同頂くことができ、結果2日足らずで企画成立の目処が立ちました。ご賛同・ご協力頂いた皆様、ありがとうございます!

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今回の企画で20人以上の方々がそれぞれのコミュニティへの関わりについて色々な思いや考えを述べてくれると思います。企画を立ち上げた者(言い出しっぺ)としても、どのようなエントリが読めるのかが今から楽しみです!

https://adventar.org/calendars/10528

個人的なコミュニティ・イベント活動との関わり合い

ここまでは「クラスメソッド全体」のコミュニティとの関わり合いについて書いてきましたが、私個人のコミュニティとの関わり合いについても述べていこうと思います。

そもそもの「きっかけ」についてはだいぶ昔の話になるので記憶も朧気ですが、やはり「当時の状況に満足していなかった」「何か新しい刺激が欲しかった」という要因があったように思います。当時はコミュニティという意識はなく、普通に「興味がある分野でインターネットを検索してみたら"勉強会"なるものが開催されているらしいぞ...」というところからコミュニティや勉強会イベントの存在を知りました。

実際に足を踏み入れてみるとそこはもう刺激だらけ。時代的にも同じような思いや考えを持つ方々が多かったのもあったのか、気が付けば毎週のように何かしらの勉強会に顔を出すようになっていました。個人的には参加した勉強会イベントの「参加レポート」を個人ブログに毎回残すようにしていたのですが、参加&レポート執筆を重ねていくうちに他のイベント参加された方々から「参加レポート読みました!」と声を掛けてくれる人が増え、それが嬉しくてまた(気合を入れて)イベント参加レポートを書き上げる...というサイクルが生まれていました。そのあたりの経緯や詳細については下記スライド資料にまとめています。今現在も続いている「ブログアウトプット習慣」の原点は間違いなくこの時の経験・体験にありました。

クラスメソッドにジョインすることになったのも、コミュニティ・(勉強会)イベントがきっかけでした。今もなお活動が続いている「DevLOVE」というコミュニティのイベントで「DevLOVE HangerFlight -Snow Barrage-」というものが2011年10月にあったのですが、このときに代表取締役である横田聡と初めて会話を交わしていました。(take3000福田 寅成といった同僚とも面識はあった状態)

https://absj31.hatenadiary.com/entry/20111210/1323510624

この時から暫くして2013年08月にクラスメソッドにジョインすることになりますが、勉強会イベントに参加するようになっていなければ、そして個人ブログにイベントレポートを書いて(書き続けて)コミュニティ界隈に存在を知られることがなければ今の自分は無かったはず。そういった意味では自分の中では「コミュニティ・イベント」は自分の中でも大事な位置付け、ターニングポイントとなった部分でした。

そんな経緯があってクラスメソッドに入った訳ですが、入ってからは徐々に社外のコミュニティやイベントに参加する機会も減ってきていました。端的に言うと「クラスメソッドの社内で十分お腹いっぱいと感じていた」部分があったような気がします。シンプルに忙しくて社外のことにまで意識を向ける時間的精神的余裕が無かったという部分があったのかもしれません。まぁこれはこれで悪くはない状況ではあったと思うのですが、今にして思うとそういう状況にあったとしても、個人ブログ執筆時代の何割かでも定期的に社外のコミュニティ、イベントごとに意識を向けていても良かったかなぁと思っています。

コロナ禍を経て「やっぱりリアルで会う勉強会、イベントが良いなぁ」とは思ってはいたものの行動に移すまでには至らなかったのですが、明確に「あぁ、やっぱりこのままじゃだめだ、外に意識を向けないと」となったのは社内勉強会として開催していた「ブログ勉強会」がきっかけでした。

社内におけるブログ執筆、アウトプット啓蒙を目的としてシリーズで開催していた「ブログ勉強会2023」。3回目の登壇者として外部ゲスト(元クラメソ)の吉井亮さんにお話頂いたのですが、そこで吉井さんが「社外の勉強会などでクラスメソッドの名前を聞くことは殆どない。これはこれで寂しい。みんなもっと外側、外側に行こう!」と呼び掛けていたのが非常に胸に刺さり、この時まで内(社内)に向いていた意識が明確に外(コミュニティやイベントごと)にも向くように、内(社内)も大事だし外(社外)も大事。両者をいい感じに経験して循環させていこう、という思いを抱くようになりました。

https://dev.classmethod.jp/articles/report-developersio-blogging-conference-2023-vol3/

コミュニティやイベントごとに関わることの良さ、楽しさ、面白さについては本日以降担当となる著者の皆さんが様々な角度や切り口で、様々な思いを述べてくれると思います。私個人としては

  • 「今所属しているチーム、組織や企業では得られない考え方や情報に触れることが出来る」
  • 「志を同じくする、同じ様な考えや悩みを持っている人との関わり合いを持つ事ができ、交流の幅を広げることが出来る」
  • 「そういう人達と語り合うのがシンプルに楽しい!」

といった点がおすすめポイントですね。

クラスメソッドのコミュニティ活動、色々盛り上げていくぞ!

そういう思いを踏まえて、直近個人的な目標というかミッションとしては「クラスメソッドのコミュニティ活動を盛り上げていき、社内外に広く「クラスメソッド、色々コミュニティやイベント活動してるらしいぞ」というのを周知していければと考えています。

コミュニティ単体での活動もそうですし(Classmethod AI Talks/CATsなどがこの括り)、社内におけるコミュニティ活動の周知共有も必要と考えています。そして社外に於いても「クラスメソッドがやっている、関わっているコミュニティにはこういうものがあるのか」「何か面白そうなコミュニティ・イベントやってるな...参加してみるか!」と知ってもらえる、思ってもらえるような取り組みを徐々に進めていきたいと思います。

まとめ

というわけで、当エントリは 『クラスメソッドグループのコミュニティ活動 Advent Calendar 2024』1日目のエントリをしんやがお届けしました。当アドベントカレンダーにはこの後も何回か(?)出てくる予定です。

明日2日目は平野文雄さんの予定です。お楽しみに!

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